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「ビットコインは金の代替物であり、ドルの代わりにはならない」 FRB議長が見解明らかに

米国連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は、ビットコインは変動が激しく、「何の裏付けもない」ため、貨幣にはなり得ないが、「金の代替品」にはなり得ると述べた。

国際決済銀行(BIS)が主催するイベントでパウエル議長は22日、仮想通貨に関する質問に対して率直なコメントを述べた

パウエル議長、ビットコインの裏付けを問題視

ビットコインやアルトコインが金融の安定性を脅かすと思うかという質問に対して、パウエル議長は、「ビットコインのような暗号資産(我々は「暗号資産」と呼んでいる)は、非常に変動しやすいため、価値の保存手段としては役に立たず、何の裏付けもない」と金融関係者のおなじみの議論を展開した。

「どちらかというと投機用の資産だ。基本的には、ドルの代わりというよりも、金の代わりになるものだ」

パウエル議長の言葉は、ビットコインに関するFRBの意見としては最近では最も直接的なものだ。また、ジャネット・イエレン財務長官もこのほど、非中央集権的な仮想通貨に対する懸念を明らかにしている。

イエレン氏と同様に、パウエル氏も市場の否定的な感情に火をつけた。パウエル氏の発言を受けて、ビットコイン価格は1000ドル近く下落した。

「ビットコインは金の代替物であり、ドルの代わりにはならない」 FRB議長が見解明らかに
BTC/USD 1-hour candle chart (Bitstamp). Source: TradingView

しかし、パウエル氏はビットコインに否定的な見解を示した一方で、ゴールドの代替となるという点ではビットコイン支持者の意見と一致した。

この見解は、ビットコイン否定派で金支持者、特にピーター・シフ氏にとっては大きな衝撃となるだろう。シフ氏は、ビットコインが金を代替することにはならないと主張し続けている。

法定通貨は「公共の利益」

パウエル氏は、BISのアグスティン・カーステンス総裁やドイツ連邦銀行のイェンス・ヴァイトマン総裁とともに、中央銀行のデジタル通貨であるCBDCの動向に関連して、ステーブルコインについても言及した。

民間のステーブルコインと銀行が管轄するCBDCの分離に関わる既存のスタンスを繰り返した。

パウエル氏は「ステーブルコインが主要国のソブリン通貨に裏付けられている限り、それは確かに仮想通貨よりも改善されていると言える」と述べた。

「しかし、それにもかかわらず、その信頼性はどこから来るのか?それは、裏付けとなるソブリン通貨からだ」。

パウエル氏は、法定通貨は「国民の利益を念頭に置いて発行される」としながらも、ステーブルコインは将来的に世界の金融システムの基盤とはならないことを強調した。